清平（チョンピョン）　～先祖解怨と原理教～

2022/12/10 20:07

統一教会は歴史修正主義といってもいいかも。
原理教・再臨論の信憑性は、すでに失われており、こうなると他は大丈夫かと考えるのは当然のこと。それに加えて原理教はキリスト教ではないと益々確信させてくれるのは、統一教の聖地とされる清平の存在。

そもそも先祖解怨の考えは、愛の教えであるキリスト教には存在しない。
これは儒教の教えからきており、日本人が一般に捉えている、ある意味洗練された儒教ではなく、韓国人が色濃く受け継いでいる原初的な儒教に起因している。
振り返って原理教の根幹は儒教だったのかもしれない。いわゆる霊感商法、そして清平と、少なくともやっていることはとてもキリスト教とは言えない。

本来、教理の部分も虚偽性の高い部分は切り捨て、更新していくべきだったが、それが出来ずに放置したのだから、がん細胞が全身を犯したようなもの。
すでに治療不可能な域に達して、安倍さんを巻き込んだ今回のような事件に発展したのだと思う。
改革ができると思ってる方は応援しますが、私は無理だと思っている。なぜなら今の日本教会は韓国の奴隷同然に、指揮権も人事権も何もない。
どう改革？
だから改革ではなく、ここまで来たら革命。クーデターと言ってもいい。
もし完全に韓国から独立した組織に変革できるなら、生き残るチャンスはある。

今思えば、笹川良一氏は先見の明があり、久保木氏に「文氏と手を切って、うちに来ないか」と誘っていた言葉を思い出す。
久保木氏も、まさかこんな事態になろうとは予想していなかったろう。
虚偽を放置するとこうなる事例が、今の統一教会の姿だと思う。
厳しい言い方をすれば、教理の上では文氏が立ち上げ、潰したと言っても過言ではない。
でも、かろうじて望みは新時代の王様に繋がれたと思う。
ショーンも捏造史観を受け継いでいるので、完全ではないが、期待したい。

師観さんのブログは強いですね。

キリスト教や聖書に対して無知でない人々は、先祖の解怨・解放というコンセプトはキリスト教にはないことぐらいは常識として知っている。これは明かに儒教のコンセプトだ。

師観のブログ先祖解怨・解放の問題点

韓国のある霊能者が見ると、先祖の霊はUCの先祖解怨では、あまり解放されてはいないという。霊界解放の目的が献金集めになっているので当然の話でしょう。

統一教会の教義の核心が血統転換ですので、やたら血統を重んじ、こだわります。旧約時代のイスラエル民族もヤコブの血統を選民の血統としてやたら重んじます。韓国の儒教も血統を重んじます。したがって、この二つは結びつきやすいのです。

特に韓国を選民に仕立て上げたいものですから、やたらヤコブの血統にこだわるのです。氏族メシアも先祖解怨も血統を中心とした摂理です。しかし、スエデンボルグが見て来た霊界の摂理（ことわり）は選民や血統を中心に展開されているわけではありませんでした。

それゆえ、原理教はキリスト教の継承者ではなくむしろ血統にこだわるユダヤ教の継承者だと言われるのは無理もない話なのです。

師観のブログ氏族メシアと先祖解怨の問題点

「先祖霊を崇拝し、先祖霊を地上に招き呼び寄せ、祭り（儀式）を執り行う」――これは儒教における最も重要な内容であり、これなくして儒教は成立しません。

日本人が一般に考える儒教とは“倫理道徳”としての儒教であり、儒教の礼節の部分だけを取り上げたものです。

それは儒教の最も本質である先祖崇拝という宗教的部分・宗教的土台を取り除いたものなのです。

したがって日本人の考える儒教を中国人や韓国人が見ると、「これは本当の儒教ではない」ということになってしまいます。日本では、儒教の宗教的本質である先祖崇拝は仏教の中に取り込まれ、外見上は儒教との関連性が分からなくなっています。

ちなみに、４大名節の時に大きな祭壇が設置され、その上に様々な果物などが積み重ねられていますが、３６家庭の先生方々の説明では、それは儒教の様式と同じだという。

原理はこのような儒教の観点から聖書を読み込み、ちょうど当てはまる聖句を拾いあげて教義を構築して行くのです。

このような聖書の釈義（解釈）法をアイサジエゼシス（eisegesis)といいます。これに対しては、聖書して聖書を語らせしめるという聖書釈義法があります。
これをエグジェゼシス（exegesis)と言います。これは正統派と言われているキリスト教の主流の解釈法なのです。だから、原理は原理教であってキリスト教ではないと判断されても仕方がない事なのです。

師観のブログ儒教文化に受容した原理とは