パイソン77マグナム
「どんなハイパワーライフルでも、こいつの破壊力に比べりゃパチンコ玉みたいなもんさ。このバケモノじみた大きさと、ずしりとした重さが、俺の命を守ってくれる保障なんだよ!」
今となっては、ずっしり重みがくる言葉。
コブラの愛銃「パイソン77マグナム」
形状はコルトのものと、ほとんど同じだが、実在はしない。
単位はインチ、口径 = 弾丸の直径 が0.77インチということで、0.77インチ ≒ 19.5ミリメートル、 つまり.77マグナム弾の直径は19.5ミリ。
.357マグナム弾は9ミリなので.77マグナムとの差は約2倍。となると、そのサイズの.77マグナム弾を装填するパイソン自体それなりのサイズになり、もはやコブラにしか扱えない。
未来のお話なので劇中でもパイソンのリボルバーは骨董品扱いされており、クリスタル・ボーイにも「そんな博物館入りのシロモノ」と言われたりしてますが、男というのは、いつの時代でも何らかこだわりがあるもの。兵器としての実用性とは別に、愛情に満ちた扱いは、とても共感を呼び、車やバイクを愛するような感じがとても素敵だ。
かつて、実在の賞金稼ぎラルフ・パパ・ソーソンを映画「ハンター」でスティーブ・マックイーンが演じてましたが、ブリキのおもちゃを集めるのが好きだったのを劇中で再現しており、こういうノスタルジックな感情にも通じるところがあって、たぶん女性には全く理解不能の、男にしかわからない感情世界かも。
ルパンのワルサーP38 不二子のブローニングM1910
次元のS&W M19 コンバットマグナム などなど
♪ 男には 自分の世界がある 例えるなら 空を駆ける 一筋の流れ星